Smart Solar FilterとUnistellarアプリのバージョン2.5を使用して太陽を自動的に検出・追跡できるようになりました。この記事では、太陽を観察する手順について説明します
Smart Solar Filterは、eQuinoxおよびeVscopeのすべてのバージョンで使用できます。
注記:太陽観察関連の機能を利用するには、アプリケーションをバージョン2.5に更新する必要があります。 - ユニステラアプリのアップデート方法は?
1 - 天体望遠鏡をセットアップする
三脚をセットアップしてから (バブルレベルを確認)天体望遠鏡をその上に設置し、ダストキャップは付けたままにします。天体望遠鏡のスイッチをオンにし、スマートフォンをユニットに接続します (この手順についての詳細はこちらの記事をご覧ください:望遠鏡の始め方:最初の観測のために望遠鏡をセットアップする).
2 - カタログで太陽を選択する
天体望遠鏡をセットアップしてアプリを更新すると、太陽がカタログに表示される最初の天体となります (日中)。
警告: フィルターなしで太陽にさらされると、センサーに修復不可能な損傷が発生する可能性があります。
カタログで太陽のアイコンを押したあと、「Go-To」ボタンを押します。
「Go-To」ボタンを押すと重要なチュートリアルが表示されます。太陽を安全に観察するには、必ず各手順に従ってください。チュートリアルは太陽を観察する場合に毎回表示されるもので、慣れてきたらスキップしても構いません。
3 - ソーラーフィルターを検査する
Smart Solar Filterに傷や穴がないことを確認してください。ソーラーフィルターに欠陥があると、天体望遠鏡のセンサーが破損する可能性があります。
4 - フィルターを取り付ける
キャップを取り外し、Smart Solar Filterを天体望遠鏡に取り付けます (安全のため、フィルターなしでセンサーが太陽にさらされないようこの手順は屋内で行うことが推奨されています)。
5 - 手動で望遠鏡の位置決めをする
三脚のねじを緩め、手動で天体望遠鏡のマウントを太陽の方向に配置します。太陽に向けたときにモーターのある構造が右側になる必要があります。
モーターのある構造が右側にある状態で天体望遠鏡を太陽に向けたら、Go-Toを起動する前に三脚のねじを忘れずに締めてください。
6 - 太陽の観察を開始する
これで太陽を観察する準備が整い、「Go-To」ボタンを押すことができるようになりました。
天体望遠鏡は自動で太陽に向きを合わせます。この動作は2分以内で完了します。Go-Toが成功して完了すると、アプリに確認メッセージが表示されます。
これで絶え間なく変化しつづける太陽活動の美しさや、黒点や白斑を観察できるようになりました。黒点や白斑は、強い磁場の流れによって太陽の光球に生じる一時的な現象です。
注記:ユニステラ天体望遠鏡で太陽を観察する際は、タブレットまたは携帯電話の画面を使用することをお勧めします。これは、天体望遠鏡の接眼レンズが日中の観察用に最適化されていないためです。日中に観察する場合、接眼レンズを通して直接見ると快適な体験が得られない可能性があります。画面上では画像の鮮明さが向上します。
注記:上のキャプチャのように詳細が見えるまで、天体望遠鏡の後部にあるピント合わせリングを手動で調整する必要がある場合があります。